最新の胃カメラ検査

進化し続ける胃カメラ

胃カメラは苦しいは過去の話になっているかも

苦しいというのが定番のイメージ

胃カメラ検査というと、のどから内視鏡を通すことで行う検査なのでどうしてもつらい検査になります。一定期間口を開けていないといけません。通常、のどの奥に物が入ると、体は異物が入ってきたと認識し、押し戻そうとする働きが備わっているため、えずくと表現されることの多いむせるような嘔吐するような状況になるのです。通常、嘔吐したりむせたりすると非常に苦しくなりますので、こうした反応を示す部位に内視鏡を通すのは易しいはずはありません。もちろん麻酔は行うものの、それでも苦しいというのが胃の内視鏡検査であるというのが、固定観念としてありました。高齢者で検査経験があり、そのつらさから二度と受けたくないといった話を子供や孫に聞かせてきた人がいたとしたら、若い世代にも胃の内視鏡検査は苦しいものというイメージができあがってしまっているでしょう。とはいえ、さまざまな分野で医学の進歩は目覚ましいことから、高齢者が若いころに受けた検査とは変わってきているのではと考える人もいるかもしれません。実際にそのとおりで、医療技術はもちろん、医療機器もどんどん進化を遂げています。

医療機器メーカーにしても、検査に伴う苦痛を取り除くにはいかに内視鏡を小さくするかがカギであることは重々承知の上だったでしょうから、一番の課題はより鮮明な画像撮影をしながらも、カメラそのものは小さくするということははっきりしていました。課題がはっきりしていたことから、改善に取り組むべきテーマも終始ブレることなく改良が進められ、かつてとは比べ物にならないほど細くなっています。口腔内から入れる内視鏡場もちろん、鼻腔から入れられる内視鏡まで登場しているのですから、医療機器の進歩が苦痛軽減を実現したといっても過言ではありません。鼻腔内から入れる内視鏡は経鼻内視鏡と呼ばれ、直径5~6㎜で、口の中を通す経口内視鏡の場合は9㎜程度になります。5㎜と9㎜で比較すると断然5ミリの方が負担が少ないように思えますが、鼻とのどでは部位の広さが異なるため、一概に経鼻内視鏡の方が楽とは言い切れないものがあります。鼻から通してから喉も通ることになりますので、通す距離そのものは長くなるからです。また、5㎜という小ささゆえに9㎜に比べると画像は劣るため、見落としにつながる可能性も否定できないというところも、検討すべき要素です。

経鼻か経口かは何が疑われるかによって選ぶのがベスト

最近の医療現場では医師が患者の希望を聞いて、その意見を尊重して治療をしてくれるようになったのはうれしいことですが、安易に楽な方がいいということで素人が経鼻内視鏡での検査を選ぶのはリスクが残ります。そのため、何を調べるための検査かによって選び分けるのがいいでしょう。高齢の人ほど胃の中にピロリ菌がいる確率が高いと言われており、ピロリ菌は胃の中で潰瘍を作ったり、さらには胃がんの原因にもなりうることが分かっています。幸い、ピロリ菌は薬によって取り除くことが出来ますので、除去しておくと安心です。けれど、そのためには内視鏡を通してしかピロリ菌の存在を確かめることができないため、どうしても内視鏡検査を受ける必要があります。この場合は、経鼻内視鏡検査で十分わかるということですので、負担の少ない細いカメラという選択ができます。一方、胃に潰瘍がある可能性が非常に高いと感じられる場合や、腫瘍マーカーで陽性反応が出た場合には経口内視鏡検査が適しています。より鮮明な画像でしっかりと見ておかないことには、見落としがあっては大変だからです。何を目的に内視鏡検査をするのかという説明を受けたうえで、どちらがベストなのかを医師に尋ね、決めるのが一番ベストな選択肢と考えられます。

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